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「Amazon Style」と「amazon fresh」で最新のCX(カスタマー・エクスペリエンス)を体験してきた

先日アナハイムで開催されたAWS re:Infroce 2023へ、ジャパンツアーで参加しました。
そのツアー中に、「Amazon Style」と「amazon fresh」に立ち寄ったので、そこで体験した最新のCX(カスタマー・エクスペリエンス)についてご紹介します。

Amazon Style

Amazon Styleは、米アマゾンがロサンゼルスにある衣料品の実店舗です。

Amazon Style店内の様子

入り口にはおしゃれなオブジェがあります。

広々とした店内ですが、一見変わった様子はありません。

しかし、商品に近づいてみると何やらQRコードがついています。

このQRコードを専用アプリで読み込むと、サイズや色展開などの詳細情報を確認することができます。
試着したい商品はボタンを押すことで、自分専用の試着室が確保されます。

レコメンド商品も届けてくれる試着室

確保された番号の試着室に行ってみます。

スマホからとロックを解除すると、試着室に入れます。
試着室は広く、中にはディスプレイがあり、自身の名前が表示されています。

試着室内にはクローゼットがあり、しばらくすると売り場で選んだ商品と、レコメンド商品も一緒に入っています。
このクローゼットは裏からも空けられるようになっており、独自のアルゴリズムにより顧客の趣向に合う商品も届けられます。 顧客側の扉が閉まっている間だけ、裏から商品を届けてくれる仕組みなので、プライバシーは守られるようになっています。

クローゼット内のディスプレイにもレコメンド商品が表示されるので、ここからさらに商品を選択して届けてもらうことが可能です。
つまり、わざわざ売り場に戻る必要が無く、クローゼットの中で商品の選択と試着が完結する形になっています。
購入したい場合はレジに商品を持っていき、専用アプリで決済用のQRコードを使って購入できます。

amazon fresh

amazon freshは、ロサンゼルス郊外にあるテクノロジーを駆使した食品スーパーです。

amazon fresh店内の様子

店内は非常に広々としており、品揃えもよいです。

商品の記録から清算までしてくれるカート

入り口にはアマゾン・ダッシュカートというものがあります。
カートにはカメラや重量センサー、タッチスクリーンが搭載されています。

まずは、専用のアプリでカートに利用者情報を読み込ませます。

売り場では、バーコードをカメラに向けてカートに入れていくだけです。
カートがカメラや重量から商品を認識して、商品名や数量、価格がタッチスクリーンに表示されます。
清算の際は、専用のレーンを通ります。
この専用レーンにはセンサーが設置されていて、カートを検知したら自動的に精算が終わります。

レジに並ぶ必要がないので、非常に簡単に買い物ができます。

まとめ

Amazon Style」と「amazon fresh」で最新のCXを体験することができました。
両者とも最新のテクノロジーが駆使されており、楽しく手軽に買い物ができるように工夫されていました。
今後の技術発展に伴い、さらに面白い体験ができると思われます。
ロサンゼルスに行った際は、ぜひ立ち寄ってみてください。