
- イベント概要
- 基調講演:Jay Chaudhry初登壇と「AI時代のゼロトラスト」
- ZscalerのAI機能と対策すべき観点
- AIセキュリティプラットフォームの最前線を感じる会場
- 会場限定チャンス!ZDTA (Zscaler Digital Transformation Administrator)取得
- まとめ
Zscalerが開催する「Zenith Live '26 Tokyo」に参加してきました。
これまでマルチクラウドセキュリティや各種セキュリティアーキテクチャの設計・検証に携わってきた筆者ですが、Zscalerの導入や運用をしていた時期もあり、個人的にも興味深いイベントです。
今回は基調講演のハイライトから会場の様子、そして会場で受験・取得してきた認定資格「ZDTA (Zscaler Digital Transformation Administrator)」の合格体験談まで、参加レポートとしてお届けします。
イベント概要
開催日時:2025年 9 月 15 日 (火) 会場:ANAインターコンチネンタルホテル東京 参加費用:無料
本イベントは、Zscalerやゼロトラストに関する最先端のトレンドを学ぶことが出来ます。
Zscalerの年次グローバルカンファレンスですが、世界各地でも開催されており、本ブログで紹介するイベントは日本開催版になります。
今年は、AI時代に求められるゼロトラスト戦略や最新技術を、日本企業の事例を交えながら紹介されていました。
基調講演:Jay Chaudhry初登壇と「AI時代のゼロトラスト」

今回のZenith Liveにおける最大の目玉の一つが、ZscalerのCEO兼創業者であるJay Chaudhry氏によるZenith Live Tokyo初登壇です。
基調講演は「AI時代のゼロトラスト」について語られました。
AIは企業変革を加速させている一方で、攻撃者の手にかかれば攻撃対象領域を急速に拡大させる要因にもなります。
Jay氏の講演で印象的だったのは、攻撃のスピード感と変化に関する指摘でした。
ネットワークの即時スキャンと横展開
- 従来型のネットワーク環境は、AIによって一瞬でスキャンされる
- 一度侵入を許せば即座に横展開される
弱点の変化(ユーザーからエージェントへ)
- これまでは「人間のユーザー」が最大の弱点と言われていた
- 自動化されたAIエージェントが自律的に動く現在、「エージェント」こそが最大の弱点になりつつある
唯一の解としてのゼロトラスト
- 境界型防御に頼るのではなく、すべてを疑い検証するゼロトラストアーキテクチャが唯一のソリューションである
また、講演の中で特に心に刺さったのが、創業者としてのブレない信念とピリッとしたジョークです。
彼が語った某社製品を購入した知人の企業に関するエピソードでは、「実際に蓋を開けてみたら8つものポリシーエンジンが乱立しており、唯一統合されていたのは請求書だけだった」という話がありました。
会場からは笑いと納得の頷きが起きていました。
製品の寄せ集めはプラットフォームではない。
創業以来、一貫してアーキテクチャの統一とゼロトラストを推進してきたZscalerのCEOだからこそ語れる、重みのあるメッセージでした。
ZscalerのAI機能と対策すべき観点
基調講演や技術セッションでは、AIエージェントがもたらす新たなリスクに対応するための具体的な機能が多数紹介されました。
- AI Access Graph: 全てのモデル、エージェント、アイデンティティ、リソースのつながりを可視化
- AI Gateway / Endpoint AI Security / AI SPM / AI Guard for Apps: アプリケーションやエンドポイントに至るまでの網羅的なガバナンス
- AI Red Teaming: テキスト、音声、画像、ドキュメントなどマルチメディアを対象に、5,000以上の攻撃パターンをシミュレーションする驚異的なテスト機構
これら先進的なアプローチを踏まえ、我々セキュリティプロフェッショナルが「AIエージェント時代に対策すべきこと」として提示されたアプローチは非常に明確でした。
- 攻撃対象領域を知る: 資産、ID、外部露出を正確に把握する
- 精度高く優先順位をつける: コンテキスト(文脈や影響度)を理解し、危険度の高いリスクから対処する
- 確信を持って動く: エージェントワークフローを活用し、運用の効率化と迅速な対処を実現する
AIを活用して防御を高度化しつつ、同時にAIそのものがもたらすリスクをいかに制御するかを改めて考えさせられる内容でした。
AIセキュリティプラットフォームの最前線を感じる会場
会場内のブース展示やセッションを回っていて強く感じたのは、「AIエージェント」をキーワードにした展示の多さです。
ゼロトラストの観点でAIリスクから組織をどう管理し守るか、という具体的なソリューションが並んでいました。
体験型の遊び心がある催しもありました。


ブースを回るスタンプラリーもあり、多くのスタンプを獲得すると限定パーカーなどがもらえました。
会場限定チャンス!ZDTA (Zscaler Digital Transformation Administrator)取得
今回のイベント参加における個人的なハイライトが、会場内で実施されていたZDTA (Zscaler Digital Transformation Administrator)認定試験の受験と合格です。


会場で格安受験できる機会があり、「これは受けるしかない」と即決でチャレンジしてきました。
一発合格できた勝因としては、以下の2点が大きかったと感じています。
過去の現場経験
昔、実際にZscalerの導入・構築や運用をしていた際の実務感覚が身体に残っていたのが役立ちました。
ハンズオンイベントの徹底活用
実は本イベントの前日と翌日に開催されたハンズオンイベントにも両方参加していました。
最新の管理画面操作やパラメータ設計をハンズオン形式で復習できたことが、絶好のウォーミングアップになりました。


前日のハンズオンで手を動かして知識をアップデートし、当日に試験を受けて合格。
そして翌日のハンズオンでさらに理解を深めるという、完璧なサイクルで実践的な知見を持ち帰ることができました。
ちなみに、イベントの先着で「ZDTA認定資格公式学習ガイド」が配布されていたのですが、そのひに合格したため試験対策としては活用はしていません。
しかしながら、試験に限らずゼロトラストやZscalerの基礎を体系的にまとめてくれているため、実務にも活用できそうでした。

まとめ
Zenith Live '26 Tokyoは、Jay Chaudhry氏の東京での登壇という歴史的な瞬間に立ち会えただけではありませんでした。
AIエージェント時代の到来に伴う新たなセキュリティリスクと、それに対するゼロトラストの進化を全身で体感できる素晴らしいイベントでした。
クラウドセキュリティの領域は日進月歩です。
AIの進化によって、攻撃と防御の攻防はさらに激しさを増しています。
しかし、基盤となるゼロトラストの思想をブレずに持ち続け、最新のAIセキュリティ機能を的確に活用していくことで、ビジネスの変革を安全に加速できることを確信できました。
今回得た最新の知見とZDTA取得の成果を、今後のセキュリティアーキテクチャ設計やコミュニティへの還元にしっかり活かしていきたいと思います。






























































































