Google Cloud Next Tokyo '23のハンズオンセッション参加レポート
東京ビッグサイトでされた Google Cloud Next Tokyo '23 のハンズオンセッションについてご紹介します。
ハンズオンセッションとは
4年ぶりに現地開催となった、Google Cloud Next Tokyo ’23 の中で、ハンズオンセッションがありました。
GCPの最新機能を、講師のアドバイスを受けながらじっくり学ぶことができます。
ハンズオンは、「Qwiklabs」を利用し、一時的なGCPアカウントと手順書が与えられるので、料金の心配もありません。
今回は、「Google Cloud で始める生成 AI を活用したアプリケーション開発入門」を受けてみました。
Google Cloud で始める生成 AI を活用したアプリケーション開発入門
このハンズオンの説明は以下の通りです。
Cloud Run, Firebase といった Google Cloud イチ押しのマネージドなサービスをフル活用し、クラウドネイティブなアプリケーション開発を体験します。そしてそのアプリケーションに生成 AI を使ったインテリジェントな機能を追加することで、実際のサービスと生成 AI の組み合わせの事例を学んでいただけます。
また、ハンズオンコンテンツは公開されているので、試してみた方は以下リンクからダウンロードできます。
Knowledge Drive のデプロイ
以下が完成時の全体構成です。
まずは、「Qwiklabs」にログインし、あらかじめ用意されたラボを開始します。
手順はほとんどCLIコマンドが用意されているので、手順書通りに実行していきます。
手順を最後まで実施すると、Cloud Run や Firebase を使った、Google Driveのような簡単なファイル管理アプリ「Knowledge Drive」が完成します。
まずは、アカウントを作成してサインインします。
何もファイルが無い状態なので、「新規」からファイルやフォルダを作成します。
画面上部の検索窓から、ファイル名を検索することができます。
アプリの仕様では完全一致でした。
生成 AI を活用しアップロード済みファイルをベースにした回答生成機能 (GenAI App) の追加
このままでは使いづらいため、「Knowledge Drive」に、生成 AI を活用し質問文への回答を返す機能である GenAI App を追加します。
これを実現するために、Vertex AI や Cloud SQL を利用します。
以下が完成時の全体構成です。
最終的に完成したアプリが以下です。
見た目は大きく変わっていませんが、画面上部の検索に質問を入力し、AIによる回答を返すことができるようになりました。
試しにファイルをアップロードすると、ファイルに緑色のチェックマークがつきます。
これは、AIによる処理が完了したことを示しています。
AIによる要約機能も追加されているので、カーソルをファイル名の上に持ってくると、そのファイルの要約が表示されます。
あとは、画面上部の検索窓に質問を入力すると、ファイル内容を元に回答を返してくれるようになります。
まとめ
非常に簡単に、生成AIを活用したアプリケーションを作成することができました。
ハンズオンを通して、GCPのサービスや生成AIについて効率良く学ぶことができるので、ぜひ試してみてください。